ホロ苦デビュー編


コレが今回の教科書と教材です。
アラヰさんには健康茶
学園長にはコーヒー豆が
はいっているのか?と
訊かれましたが
正体は、こんな感じです。

そしてその中には
見よ、この高揚感誘うパーツ群を。
抵抗とかコンデンサーとか
基盤とか並べてみました。
なにせ、エフェクター製作なんて
初めての経験ですから、まずここで
途方にくれました・・・
途方ついでに接写したりして気を落ち着かせます。
パーツの持っている数値別に
袋詰めされていたので少し勝算が
出てきました。ドカンと一つの袋に
混入されていたらギブアップだったかも
しれません。途方度は相変わらずですが・・・
  
しかし「挑戦」と、ぶち上げた以上、
気を引き締め教科書に記載されている
実体配線図と基盤を見比べ製作開始です。
小さい部品から取り付けるのが、
いわゆるひとつのセオリーらしいので
抵抗から基盤に差し込んでいきます。
本体に着色されている帯で抵抗の持っている
数値を見分けるらしいのですが今回は100%
袋に記載されていたものに頼りました。
ドンドン抵抗を付けていきます。
チョッと勢いが出てきました。
裏から見たところです。
そして、ついに、ここを
ハンダ付けです。
エレクトリックギターのPU交換では
経験してますが、こんな細かい所を
ハンダ付けするのは初めてなので
緊張の連続です。
予想通り、この辺りで手先の不器用さ
露呈してきました。自分の望む範囲以上に
ハンダがのってしまいます。
ま、「そのうち慣れるさ」と自分に言い聞かせつつ
マイラコンデンサーも装着しちゃいます。
勢いに任せ電解コンデンサーやBM BOOSTERでは
唯一のトランジスターも装着です。
ますます混迷をみせるハンダ付けであります。
温め過ぎるのでしょうか?
付ければ分かるさ!ありがとぉぅお!!!という事で
解決策は保留し先走ることに心を決めた重要な瞬間です。
基盤部門ひとまず終了。
なんか、それっぽくなってきた気がしませんか?
私自身、ここで体感馬力5割り増しくらいの
充実感が漲ります。

そして
ケースに仮組みして悦に入ってみたりします。
LEDは、教科書を見るまで存在すら知らなかった
グルーガン(100円ショップで購入)で接着しました。

が・・・
接着剤がダラダラ出てきて見栄え最悪となりました。
次回はスペースのある仮組み前にLEDだけは
接着しようと思いました。

ついに、私にもなじみのあるポットへの
配線に扱ぎつけました。
端子にしっかりと線材を巻きつけて
ハンダ付けします。
ポットを基盤に装着しました。
BM BOOSTERでは「INTENSITY」と
「GAIN」を、それぞれ割り当てられた
2つのポットで可変できます。
こんな感じでケースに収まるのかと思うと
目にうっすらと涙さえ浮かびます。
勢いに乗って基盤から内部配線まで
怒涛の攻め開始です。
しかし、線材を短くしすぎてしまい、
フットスイッチまで届かないという事態が、
発生しました。しかも、2本・・・
目測は、止めた方が得策のようです。
気を取り直し、届く長さに線材を切り揃え
配線し、焦る気持ちを抑えず電池も入れちゃいました。
この辺は、一気に行きたくなるのが人情です。
裏蓋をネジ止めし、ひっくり返して・・・・
ノブをつけます。

どうですか!?お客さん!!!と叫びたくなる瞬間です。
はい、ズバリ言ってこの時ばかりは我を忘れたと言うか。

そして・・・
緊張の・・・
スイッチオン。

やった!光ったぞ。
感動の点灯式も束の間

なんと

音が出ないではないですか・・・
しかも何度かスイッチをオンオフしていたら
LEDも点灯しなくなりました!!!

ガーーン。
再び裏蓋を開け問題箇所を探します。
実体配線図と実機を見比べた瞬間、
フットスイッチの配線(赤丸部分)を一本
忘れていた事に気が付きました。
見比べて瞬時に分かる箇所をミスするほど
初めてのエフェクター作りは興奮するという証でしょう。

次回からは、「もう少し冷静に配線しなければ。」と
思いつつ裏蓋を閉め
ジャックを挿してスイッチオン・・・LED点灯しません。
まだ、配線にミスがあるのか?
それとも、覚悟していたハンダ付け不良か?
ひとまずツマミを最小にし
恐る恐るギターからBM BOOSTERそして
アンプリファイアと繋ぎスイッチオン。
「INTENSITY」を12時くらいにセットし
「GAIN」を徐々に上げていくと・・・

音が出た。

しかしLED点灯しません。恐らく過大入力で
吹っ飛んだのでしょう。失敗は成功のマザー。
次回からは入念な配線チェック後
電源を入れるようにします。
んー、どうでしょう。これは相当面白いです。
今までエフェクター殆ど使った事さえ無いのに・・・
作るのは非常に面白いです。
抵抗とかパーツ、線材を変更してカスタマイズするのも
楽しそうです。エレクトリックギターでもコンデンサーや
線材換えると、まったく違う音になりますからね。
とりあえず、音が出た記念にサウンドサンプルも
聴けるようにしておきます。

BM BOOSTER OFF(120kb,MP3)
BM BOOSTER ON(171kb,MP3)

Guitar Moon TeleType PU MIX
Amplifier VOX AD30VT AC15,GAIN10
VOLUME10,TREBLE5,MIDDDLE5,BASS5
Cables CANARE F15
録音はSM57をあえて使用せず、「普通のマイク」です。
しかもPCのマイク端子に直挿しです。
最初はプリアンプ等を使用し、細かい音の違いも
分かるようにとも思いましたが、小細工は止めました。

なぜなら「ロック」だから。

BM BOOSTERも、つまみは両方ともフル10です。

なぜなら「ロック」だから。

ブースターというエフェクターの性質上
ホントは真空管アンプで使用すると
もっと、著しい変化が現れると思いますが
そのうち、自力でパーツを集め基盤から
製作しようと夢想していますので
細かいサウンドメイクはその時に
紹介しようと思っています。

デビュー戦ですし「音が出て嬉しい」感覚を
しばらく味わいたい私なのです。

そして数日が経ち
LEDを入手しましたので早速、交換してみます。

裏蓋を開けマイナスドライバーでグルーを
剥がしLEDを引き上げると・・・
見事ジラースに成長してました。
グルーガン使いこなしは課題の一つです。
これを
これに取り替えました。
またもやグルーガンは大惨事となりましたが
ひとまず、裏蓋を閉めインプットにジャックを挿し

スイッチ
オン!
点きました。やはり、吹っ飛んでいたようです。
これで、ひとまず「第一号機」完成としておきます。
いろんなギターアンプリファイアで
試す機会を得るまで、しばらく、こいつを
使い倒してみようと思っています。

一応、BM BOOSTER入れっぱなしで
ギター側ヴォリューム上げて下げての
サンプルをアップしておきたいと思います。

BM BOOSTER sample(707kbMP3)

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