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やはり、人情として
「安い物より高い物の方が良いのでは?」と
思いますよね?
しかしエフェクター、しかも「音を歪ませる」
オーバードライブを製作するわけですから、
音響特性が良いとかの高級品は
相性として良くないのでは?
との推理に基づき、47μFの電解コンデンサを

2個とも安い方に換えてみました。
んー良いかも。
一概に「高級品はダメ」とも言い切れませんが
今回は、安い物の勝ちです。
しかし、「耐圧」の違いもありますし・・・
まぁ細かいことは抜きにして
聴感上好みの物にしておきます。

F-DRIVE(130kbMP3)

F-DRIVE SP(130kbMP3)
だいぶ、今回求めている音に近づいてきましたが、
何かが足りません。
そこで、教科書に「C6(コンデンサ)の値を大きくするとファットになります。」と記載されていますので、
ここを攻めたいと思います。
音を表現する言葉で「ファット」繁昌に
使われるのですが、正直、私には、良く分かりません。ついでに「ファット」とは何か?の
ヒントも掴めたら儲け物ですしね。

0.047μFのコンデンサを外し
ソケットを取り付けてみました。

で、ソケットに違う数値のコンデンサ、挿しては
音出し、抜いて挿しては音出しを何十回となく
繰り返してみました。


0.056(130kbMP3)
0.068(130kbMP3)
0.082(130kbMP3)

なるへそ。変わりますね。
より大きい数値が「ファット」な訳ですから・・・
言葉には出来ませんが多少のヒントは
掴めたと思います。
0.082はファット過ぎますし0.056だと変化が地味すぎるので0.068μFに、とりあえずは
決定ということで
オペアンプをお気に入りのRC4558Pに換えてみます。

F-DRIVE SP RC4558P(130kbMP3)

曖昧な表現ですが「突き刺す感じ」が増して
いよいよ「SPECIAL」お披露目か?と
舞い上がりましたが・・・時間をおいて冷静になってから弾いてみると「何かが」足りません。
イン・マイ・ソウルではですね、鳴っているサウンドが
ですね、いわゆる一つのニアミスなんですね・・・はい。
失礼、取り乱しました。
正に「泥沼状態」なのですが「もう少し」だけ
時間をかけ、深く入り込んでみようと思います。


ので、更新、心煮えたぎらせつつ待て!
心煮えたぎらせていた方、ゴメンナサイ。
試行錯誤を繰り返していましたが、どうしても納得行く
結果が得られませんでした。
悩んでいる最中にデジタルテスターも入手しましたので、
思い切ってパーツを一つ一つ計測しつつ、
もう一台製作してみることにしました。
稀に表記してある数値とかけ離れている事もあり、
テスターの重要さ、いきなり実感しました。
それと、基本的な回路は同じなのですが、配線を見直し
小型化への挑戦及び、「ジャンクラジカセ」から、剥ぎ取った
コンデンサー(多分、積層セラミック)を大胆に使用し、
ヒントを掴みにかかりました。

なんとなく、歪み方に多大な影響を
与えているのではなかろうかと思い立ち、
51pFのセラミックコンデンサーを
47pFの「シルバーマイカ」に置き換えてみました。

一応、コンパクト化?にも成功?したかも?しれませんので
私の中で「小さい方」と位置づけている
ケースに組み込んでみようと思います。
基盤に繋がる線材を全てハンダ付けしてみます。
この辺は試行錯誤中ながらも、自分なりの定跡が、
いくつか出来てきました。

果たして、最悪でも「2台目」音が出るのか?
泥沼から抜け出す、きっかけは訪れるのか?
緊張を増す基盤組み込み作業の模様は・・・
冷や水頭からカブリツツ更新を待て!

「2台目」音は出ました。
が、ダメでした。納得行きませんでした。
弾きました。試行錯誤しました。が、ダメでした。
サンプルサウンドをアップするまでもありません。
ダメな物はダメです。
「エフェクターを創ってみたよ」最大のピンチです。
しかし、逆もまた真なり。
最大のピンチこそ最大のチャンスというか・・・

そこで「チャンス」を生かすべく
更なる泥沼に入り込む決意をしました。
「〜を換えれば音が良くなる。」
そんな言葉を耳にしますが、
全てはバランスなのではなかろうかと。
一つでもパーツを換えれば、他に影響を
及ぼすのではなかろうかと。
当たり前といえば当たり前なのですが・・・
かくなる上は、今一度初心に戻り、
パーツの組み合わせを極力容易に試せるよう、
ソケットを多用し基盤を組んでみました。

そして、ヒアリングテストを繰り返すのです。
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